スペイン1部リーグのカディスがサウジアラビアのアル・ナスルとの提携を発表した。スペインのクラブとサウジアラビアのクラブによる契約が結ばれたのは今回が初となる。
カディスは、中東の国に進出することで、国際的な展開を加速させている。クラブによると、契約締結に至った目的は、給与上限(サラリーキャップ)を引き上げるためだという。
この契約により、サウジアラビアのユースアカデミーからカディスに選手を迎え入れ、トレーニングプログラムを開発する予定。アル・ナスルの下部組織の普及に加え、両者がノウハウを共有することにより、指導者の育成にも繋がる。
また今後、両チームがプレシーズンマッチを開催する可能性もあるという。
アル・ナスルとは
サウジアラビアの強豪クラブ。サウジアラビア1部リーグでは9回の優勝を誇る。直近の優勝は18-19シーズン。また、国内カップ戦でも6回の優勝を経験している。
現在(18試合消化時点)、サウジプロフェッショナルリーグで3位につけており、ACLグループステージ出場圏内(2位)を目指す。
エティハド航空を胸スポンサーに持っており、ユニフォームの色はカディスと同じ黄色。