ドイツサッカーリーグ(DFL)が運営するブンデスリーガは、eスポーツの「バーチャルブンデスリーガ(VBL)」を追加競技として規約に盛り込むことを承認した。中期的な目標としては、プロ化されたプロジェクトを作ることだ。
具体的には、ブンデスリーガ1部とブンデスリーガ2部の両方にVBLが追加されることになる。またDFLは、5月末に開催された会員総会で、ドイツのeスポーツ選手権を開始することを決定した。
「23-24年シーズンからは、1部と2部の全クラブがeスポーツ選手権に参加することを目指します。そのための必須条件は、最近のシーズンの結果に基づいたライセンス規定を作り上げることです」とDFLは声明で述べている。
この条件には、eFootballチーム(3〜5人の選手で構成)、専属チームマネージャーの任命、主要会場や必要な技術設備の整備など、リーグのプロ化を推進するいくつかのポイントが含まれる。
「ライセンス規定と法令にeFootball競技が含まれたことで、ドイツのプロサッカー界は、10年前のバーチャルブンデスリーガ創設時と同様、再び国際的に最先端を行くことになりました」とDFLは述べた。
また、ブンデスリーガ1部と2部の参加ライセンスにeスポーツチームの条項が盛り込まれたが、「VBLのライセンス基準に違反した場合の制裁は、サッカーの試合や大会の運営に影響しません。他のライセンス基準と同様、正当な理由がある場合は(一時的な)例外もありうることです」と付け加えた。
DFLは2020年から世界最大のeスポーツ企業であるESLと協業。最後に、「DFLは、eスポーツと並行してエコシステムを構築・拡大してきた経験を活かし、VBLをさらに発展させ、プロフェッショナル化することを目指します」と締めくくった。