スペインのラリーガ、フランスのリーグアンに続いて”資産”の売却の話が進んでいる。以前から同リーグは放映権の一部売却を検討していた。
具体的には、ブンデスリーガの放映マーケティングを行う子会社を創り、少数株式を譲渡するというものだ。この子会社の価値は180億ユーロに達するだろうと言われており、その内の約36億ユーロ相当の20%の少数株式が売却先となるファンドに渡ることになる。
つまり、ブンデスリーガの放映権20%をファンドに最大36億ユーロで売却するということだ。
そしてドイツ銀行はドイツサッカーリーグ(DFL)のメインアドバイザー、野村證券と協力して、これから最適なファンドを見つけていく予定だ。
現在、ブンデスリーガの放映権売却に関心を示しているのは、Blackstone、EQT、KKR、Adventやラリーガでもお馴染みのCVCといった有名どころが含まれている。
またブンデスリーガはローンなど、他の資金調達方法も検討している。このように近年ではパンデミックからの建て直しで欧州5大リーグを筆頭に規模が大きいリーグは外部からの資金調達を模索しているというのが現状だ。