現在マンチェスターユナイテッドで欠かせない存在となっているブルーノフェルナンデス。21-22年も26試合中25試合に出場しており、26節終了時点で9ゴール6アシストをマークしている。
攻撃的なポジションではあるものの、ミッドフィルダーとは思えないゴール数だ。事実、ソンフンミンやヴァーディなどと並んで得点ランキング4位タイとなっている。
今回はそんなブルーノフェルナンデスの市場価値の推移を紹介していく。
※市場価値は時代によっても指標が大きく変わるため、参考程度にご覧ください。(参照:Transfermarkt)
ノヴァーラ時代
ブルーノフェルナンデスがデビューを果たしたのは、当時イタリア2部ノヴァーラ。ユースから昇格したばかりだった1年目からリーグ戦23試合に出場し4ゴールをマーク。
トップチーム昇格時は5万ユーロだったが、初年度を終えた頃には350万ユーロまでアップした。当時はまだ18歳。
2012: Novara Calcio sign 18-year-old Bruno Fernandes for 40K€. pic.twitter.com/N1PeqYmY0r
— Football Talent Scout – Jacek Kulig (@FTalentScout) February 1, 2020
ウディネーゼ時代
ノヴァーラで18歳とは思えない活躍を見せると、セリエAのウディネーゼに移籍。当時はディ・ナターレなどが所属していた。最初の契約ではノヴァーラとウディネーゼの共同保有だったが、半年でウディネーゼが全保有権を買い取ることに成功。この時の市場価値は450万ユーロと前シーズン終了時より100万ユーロアップとなった。
最終的にブルーノフェルナンデスは2016年まで3シーズンの間ウディネーゼでプレーし、リーグ戦86試合出場で10ゴールを記録した。
ウディネーゼ時代の最高額は700万ユーロだったが、退団時は650万ユーロだった。
サンプドリア時代
ウディネーゼで3シーズンプレーした後、16-17シーズンには同じセリエAのサンプドリアにレンタル移籍。リーグ戦33試合に出場し5ゴールをマークした。シック(現レバークーゼン)やルーカス・トレイラ(現アトレティコ・マドリード)、ムリエル(現アタランタ)らと共に10位フィニッシュに貢献した。
サンプドリアでの1年が終わった当時は750万ユーロと少し上昇した。
Things you probably forgot that actually happened in football:
— Italian Football TV (@IFTVofficial) April 1, 2021
Bruno Fernandes on Udinese pic.twitter.com/vR1cWfmXSa
スポルティング時代
サンプドリアでの1年が終わり、シーズン終了後には完全移籍が発表された。しかし、ブルーノフェルナンデスは同夏に祖国の強豪スポルティングに移籍することになり、サンプドリアで2シーズン目を迎えることはなかった。
ブルーノフェルナンデスの才能が開花したのはスポルティング移籍後だろう。初年度(17-18年)から33試合に出場し11ゴール8アシストをマーク。入団当初1200万ユーロだった市場価値は、同シーズン前半戦終了時点で1700万ユーロまで上昇した。
さらに後半戦も調子を落とすことなく、最終的にはリーグ年間最優秀選手賞を受賞。シーズン終了時点での市場価値は、3000万ユーロまで上った。
翌シーズンはさらにブレイク。33試合に出場し20ゴール13アシストと圧倒的な活躍をみせ、2年連続となるリーグ年間最優秀選手賞を受賞した。MFで20得点はとてつもない数字だ。同シーズン終了時点の市場価値は5500万ユーロとなった。
そして、19-20年の前半戦もスポルティングで大活躍を見せると、イングランドの強豪マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定した。移籍時の市場価値は6000万ユーロだった。
マンチェスターU時代
ブルーノフェルナンデスがマンチェスターに移籍したのは、比較的即戦力になるのが難しいとされる冬の移籍だったが、彼はものともしなかった。
一気にマンチェスターユナイテッドの中心選手になると、コロナウイルスによる中断までに17試合に出場し8ゴール7アシストを記録した。初月からプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞している。19-20年シーズン終了時点の市場価値は7000万ユーロだった。
20-21年シーズンも変わらぬ活躍をみせ、37試合で18ゴール12アシストをマーク。18ゴールはサラー(リバプール)とケイン(トッテナム)の22得点に次ぐ、得点ランキング3位の数字だった。2020年の10月に9000万ユーロに達して以来、同額をキープし続けている。
9000万ユーロという市場価値は、現在(2022年2月)世界7位の数字となっている。市場価値でブルーノフェルナンデスを上回るのは、ムバッペ(1億6000万ユーロ)、ハーランド(1億5000万ユーロ)、ヴィニシウス(1億ユーロ)、サラー(1億ユーロ)、ケイン(1億ユーロ)、ルカク(1億ユーロ)のみだ。
また、同年代・同ポジション・同クラブ・同胞の中ではトップとなっている。
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まとめ
以上がブルーノフェルナンデスの選手キャリアと市場価値の推移だ。350万から9000万ユーロというとてつもない上がり方をしている。今後同等の活躍を維持することができれば、バロンドールも夢ではないだろう。
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