現在カタールワールドカップに出場中のネイマールは、ブラジル代表としてここまで77ゴールを記録。ペレが持つ同国代表得点記録の77ゴールに並んだ。
それでは、ブラジル代表の歴代得点ランキングを見ていくとともに、ネイマールがそれぞれの記録を更新していったタイミングを振り返っていこう。
※データは全てTransfermarktより
10位タイ アデミル(55試合32ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年6月12日対クロアチア(ブラジルW杯GS第1節、1点目)
アデミルは、1940年〜50年前後に活躍した選手。ネイマールはブラジルW杯グループステージ第1節クロアチア戦で、1点ビハインドの中左足でファーサイドにゴールを決めた。
10位タイ トスタン(39試合32ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年6月12日対クロアチア(ブラジルW杯GS第1節、1点目)
1960年〜70年頃に活躍したトスタン。66年と70年のワールドカップに出場し、70年は優勝を経験している。
9位 ロナウジーニョ(97試合33ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年6月12日対クロアチア(ブラジルW杯GS第1節、2点目)
ブラジルを象徴する選手の一人であるロナウジーニョ。彼が繰り出すテクニックに魅了されたファンも多いことだろう。ネイマールはPKを決めたことにより、ロナウジーニョの記録に並んだ。
7位タイ ジャイルジーニョ(82試合35ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年6月23日対カメルーン(ブラジルW杯GS第3節、2点目)
1970年代に活躍したジャイルジーニョ。66年、70年、74年のワールドカップに出場し、70年には絶対的な主力としてチームを優勝に導いた。
7位タイ リヴァウド(76試合35ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年6月23日対カメルーン(ブラジルW杯GS第3節、2点目)
2002年ワールドカップで背番号10番をつけて優勝に貢献したリヴァウド。リヴァウドと並んだ時のネイマールは、縦パスを受けた後ドリブルで持ち上がり、相手DFの股を抜いてゴールを決めた。
6位 ベベット(77試合40ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2014年10月14日対日本(国際親善試合、4点目)
鹿島アントラーズでもプレーしたことがあるなど、日本にゆかりのあるベベット。90年、94年、98年のワールドカップに出場し、94年に主力として優勝を経験した。偶然なのか必然なのか、ネイマールは日本戦のゴールでベベットの記録に並んでいる。
5位 ジーコ(71試合48ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2016年9月7日対コロンビア(W杯南米予選)
日本代表監督を務めたこともある、ブラジルの英雄ジーコ。選手としては、78年、82年、86年のワールドカップに出場したが、いずれも不本意な結果に終わっている。
4位 ロマーリオ(71試合55ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2018年6月10日対オーストリア(国際親善試合)
90年、94年、98年のワールドカップに出場したロマーリオ。低身長ながら生粋のゴールマシーンとして活躍した。
3位 ロナウド(99試合62ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2020年10月14日対ペルー(W杯南米予選、1点目)
ブラジルのストライカーといえばロナウド。4回のワールドカップに出場し、1998年と2002年には大活躍でチームの躍進に貢献した。バロンドールは2回受賞している。
1位タイ ネイマール(124試合77ゴール)
単独2位(63ゴール)になった試合:2020年10月14日対ペルー(W杯南米予選、2点目)
近年のブラジル代表の中心選手であるネイマール。カタールワールドカップでは決勝トーナメントラウンド16の韓国戦で大会初ゴールを決めると、準々決勝のクロアチア戦でも得点をあげ、ペレの記録に並んだ。
1位タイ ペレ(92試合77ゴール)
ネイマールが並んだ試合:2022年12月10日対クロアチア(カタールW杯準々決勝)
ブラジル史上最高の選手と言っても過言ではないペレ。ブラジル代表初優勝を含むワールドカップ制覇を3回経験している。カタールワールドカップ期間中、ペレの体調が芳しくないという報道が出ているが、果たしてネイマールはどのタイミングでペレを抜くことになるのだろうか。