年末のビッグイベントであるクリスマス。日本では恋人と過ごす人が多いかもしれないが、海外の多くの国では家族と過ごすイベントである。
周知の事実だが、クリスマスは12月25日。その後は一気に正月ムードに入る人も多いことだろう。
しかし、イギリスをはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどは、クリスマスの翌日に大切な日を控えている。そう、「ボクシングデー」だ。
日本ではあまり馴染みがないが、先述の国々では大切な休日。イギリスではバーゲンの日として大きく盛り上がるそう。
ちなみにここでのボクシングは、格闘技のものではなく、「箱」を意味する。イギリスの『BBC』によると、昔お金持ちが労働者に贈り物をするために箱詰めしていたことに由来しているそう。
ボクシングデーは伝統的に労働者が休みを取る日であり、特別なクリスマスボックスを受け取る日であったという。
このような歴史を持つボクシングデーだが、実はイギリス(イングランド)では、この時期に合わせてプレミアリーグをはじめとする国内各カテゴリーの試合が一斉に行われる。今年も例にもれず、12月26日から過密日程となっている。
プレミアリーグでは、ブレントフォード対トッテナムを皮切りに、様々な注目カードが行われるため、現地ファンにとっては有意義な年末になるだろう。
日本でも、ワールドカップをきっかけにサッカーに興味を持ち始めた方など、これを機にサッカーにのめり込んでみてはいかがだろうか。