セリエA


次はセリエAにおける首位と2位の勝ち点差1のシーズンを紹介しよう。

01-02年 ユベントスとASローマ

 

ユベントス:71

ASローマ:70


01-02年のセリエAは、最終節を前にインテル、ユベントス、ローマの3チームに優勝の可能性が残っており、首位のインテルが勝ち点69、2位のユベントスが68、ローマが67となっていた。

インテルはアウェイでラツィオと、ユベントスはアウェイでウディネーゼと、ローマはアウェイでトリノと対戦。ラツィオのホームには多くのインテリスタが集結し、ラツィオファンまでもがライバルであるローマの優勝を阻止するため、インテルを応援した。

結果は、インテルが2-4でラツィオに敗戦、ユベントスがウディネーゼに0-2で勝利、ローマがトリノに0-1で勝利したため、最終順位はユベントス(71点)、ローマ(70点)、インテル(69点)となった。

19-20年 ユベントスとインテル

 

ユベントス:83

インテル:82


コロナウイルスの影響により、変則的なスケジュールで行われた19-20年。最終的にユベントスが9連覇を果たし、インテルは惜しくも勝ち点差1で09-10年以来の優勝を逃した。

ただ、このシーズンは、最終節まで優勝争いがもつれ込んだ訳ではない。ユベントスは第36節の時点で優勝を決めていたのだが、優勝決定後の第37節と第38節で2連敗を喫したため、最終的に勝ち点差1となった。

また、インテルも常に2位だった訳ではなく、アタランタとラツィオと共に2位〜4位を競っていた。3位のアタランタと4位のラツィオは共に勝ち点78。2位で勝ち点82のインテルにあと一歩というところだった。