2019年夏にアレックス・モレノ(ラージョ・バジェカーノ)を獲得した際の負債で、UEFAから3シーズンのCLやELへの出場停止処分を受ける可能性のあったラ・リーガのベティスは、この罰金を15万ユーロ(約1930万円)に減額した。
昨年の12月、UEFAは25万ユーロの罰金と、CLやELへの出場停止処分を科していた。一方のベティスは、当初から「アレックス・モレノを獲得する際にラージョ・バジェカーノと合意した上での支払いの延期だ」と主張していた。
そのため、ベティス側はこの制裁を不服としていたが、スペインのマルカ紙によると、今回、UEFAによって制裁の一部が軽減されたという。
同クラブの法律事務所は、CLやELに出場できないという制裁が解除された上で、再び罰金を要求されていたとすれば、ベティスの財源にとって大きな痛手になっていただろうと分析している。
また、現在ベティスは不調のバルセロナやアトレティコを抑えて3位と奮闘しており、CL出場停止処分が解除されていなければ、出場圏内でシーズンを終えながら翌年出場できないという不本意な形になる可能性があった。
クラブとすれば、罰金よりもCL・EL出場停止処分の方が重たかったのかもしれない。ベティスは05-06シーズンを最後にチャンピオンズリーグには出場できていない。
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— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) January 22, 2022
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今回のベティスの制裁は、支払いに関する問題を取り締まるFIFAの部門で採用された措置に基づくもの。ベティス以外にも、FCポルト、CDサンタクララ、スポルティングなどが含まれている。金額は15,000ユーロ(約192万円)から300,000ユーロ(約3838万円)と幅広いが、全クラブに延滞金があると報告されている。
また、トルコのベシクタシュは、2020-2021年シーズンに延滞債務がないという条件を満たさなかったが、制裁が解除された。そのため、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの参加に伴う収入からの15%控除は適用されない。