レアル・マドリーからの公式発表はまだないものの、ジュード・ベリンガムが23/24シーズンの第1補強だと複数のメディアが伝えている。
イングランド出身のミッドフィルダーは、ボルシア・ドルトムントからの移籍となり、移籍金は1億3000万ユーロに加え、3100万ユーロのオプションも含まれていると報道されている。
この移籍に関してドルトムントは自社の株式を取引するフランクフルト証券取引所にレアル・マドリーとの合意を通知している模様。
2021年1月1日以降、ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)によりイギリスの労働者は非EU国籍と見なされることとなり、プロサッカー選手もその例外ではなかった。つまり、レアル・マドリーはイギリス出身のベリンガムを登録するのに外国人枠の1つを利用することになる。
ただし、久保建英が所属していた時のように、今のレアル・マドリーは外国人枠の問題を抱えていない。昨年の9月にはヴィニシウス、10月にはミリトンとロドリゴがスペイン国籍を取得したため、外国人枠を全て開けている状態である。
更に、外国人枠はラ・リーガにのみ適用されるルールであることを忘れてはいけない。コパ・デル・レイやスーペルコパ・デ・エスパーニャでは、外国人選手の制限は7人。
チャンピオンズリーグでは、国籍に基づいて選手の登録や起用に差別はないが、UEFAは25人の登録枠のうち8人をクラブの所在国で育成された選手で登録するというルールが存在し、そのうちの4人はクラブ内で育成された選手である必要がある。
ベリンガムが加わることで、順調に中盤の世代交代を進めているレアル・マドリー。来シーズンからどのようにフィットするのか注目していきたいところだ。
(By ALLSTARS CLUB編集部)
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