ウォリアーズは、グローバルパートナーとして、暗号通貨とNFTを組み合わせたプラットフォームと契約した。NBAでは初の暗号通貨兼NFTプラットフォーム参入となる。金銭的条件は公表していない。


ゴールデンステート・ウォリアーズが暗号通貨市場に参入する。ウォリアーズは、暗号通貨プラットフォームFTXとグローバルスポンサーシップ契約を締結し、同社がキャンペーンでフランチャイズのロゴや権利を国際的に使用できるようにすると発表した。契約開始は2022年で、期間や金銭的条件は明らかにされていない。

この契約には、ウォリアーズ独自のNFTマーケットプレイスの立ち上げが含まれている。これまでは、暗号通貨のプラットフォームとNFTの作成は別々の会社が行い、1社がまとめて契約することはなかったため、今回の契約はNBAの先駆的な契約と言える。

ウォリアーズは、今年初めにNFTのコレクションを発表し、871,600ドル(約1億円)に上るスポーツ界最高の販売記録を打ち立て、すでにスポーツ界のパイオニアとなっていた。

米国FTX社のブレット・ハリソン社長は、「ウォリアーズとの協業により、世界有数のプロスポーツ・フランチャイズとともに、国内だけでなく国際的にもポジティブな変化を生み出すことができます」と述べている。

ウォーリアーズは、様々なパートナーのコミットメントのおかげで、70%の減収にもかかわらず、2019年から2020年の売上高は4億3400万ドル(約500億円)を維持することができた。そのパートナーとは、屋内競技場のネーミングライツを持つチェイス社、胸スポンサーである楽天、その他はアドベ社、ファナティック社、Googleなどの企業だ。実際、NBAの30チームのうち、パンデミックであるにもかかわらず、2018-2019年の収益を確保できたのは、ウォリアーズとクリッパーズだけだった。現在、ウォリアーズはニューヨーク・ニックスに次いで2番目に評価額の高いNBAフランチャイズで、評価額は52億1000万ドル(約6000億円)に達している。