カンプノウ

日本時間3月10日と11日、UEFAヨーロッパリーグのラウンド16が各地で行われた。セビージャやアタランタが順調に勝利した一方で、CL敗退組のポルトがリヨンに敗れたり、バルセロナがガラタサライとスコアレスドローに終わったりするなど各チームで差が出た状態となった。

今回注目するのは、ガラタサライに勝ちきれなかったバルセロナ。リーグ戦では、オーバメヤンやトラオレ、フェラン・トーレスといった冬の移籍組が活躍しており、シーズン前半の苦戦が嘘のような状態だ。一時期7位に低迷していた順位も3位まで上がり、チャンピオンズリーグ出場権内をキープしている。

しかし、今回のラウンド16では苦戦を強いられた。バルセロナのボール支配率は68%、シュート数はガラタサライの5倍以上となる16本と試合内容は圧倒していたが、ゴールをこじ開けられない。これほどまでにバルセロナを苦しめたのは、バルセロナからのレンタル移籍でプレーするGKイニャキ・ペーニャだった。

デパイのフリーキックやブスケツのヘディングがガラタサライゴールを脅かしたが、イニャキ・ペーニャがスーパーセーブで弾くなどゴールを許さず。最終的に4本の枠内ゴールをセーブした同選手は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

バルセロナにはテア・シュテーゲンやネトといった絶対的なゴールキーパーがいるため、出場機会に恵まれなかったイニャキ・ペーニャ。この試合はバルセロナ復帰へ向けて大きなアピールとなっただろう。

今回の記事では、21-22年バルセロナからのレンタル移籍でプレーする選手を紹介していく。


イニャキ・ペーニャ

 

レンタル先クラブ:ガラタサライ

ポジション:MF


今シーズンからトルコの強豪ガラタサライでプレーするイニャキ・ペーニャ。ウルグアイ代表のムスレラがいるため、ガラタサライでも正ゴールキーパーとして君臨しているわけではないが、バルセロナ時代よりは出場機会を確保できている。

トリンコン

 

レンタル先クラブ:ウルブズ

ポジション:FW


ポルトガル代表のFWトリンコンは、プレミアリーグのウルブズへ活躍の地を求めた。2020年冬の移籍でバルセロナへ加入したが、メッシなど絶対的存在がいたため出場機会も限られた。ウルブズはポルトガル人選手が多く所属しているため、プレーのしやすさで言えばかなり恵まれているだろう。

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グリーズマン

 

レンタル先クラブ:アトレティコ・マドリード

ポジション:FW


フランス代表のエースFWの一人グリーズマン。2019年にアトレティコ・マドリードからバルセロナへ移籍したが、アトレティコ在籍時のようなパフォーマンスを発揮することができず、今シーズンから再び「ローン移籍」という形でアトレティコ・マドリードへ戻った。

ピャニッチ

 

レンタル先クラブ:ベシクタシュ

ポジション:MF


ユベントスの絶対的司令塔として活躍し、アルトゥールとの「トレード」でバルセロナに移籍したピャニッチ。しかし、出場機会がほとんど得られない中、ピャニッチ自身も本来のパフォーマンスを発揮できず、ベシクタシュへレンタルすることになった。

レイ・マナイ

 

レンタル先クラブ:スペツィア

ポジション:FW


アルバニア代表のレイ・マナイは2021年からセリエAのスペツィアでプレーする。元々イタリアでプレーしていたため、順応には困らないだろう。ここまで20試合(13試合がスタメン)に出場し、3ゴールをマークしている。

コリャード

 

レンタル先クラブ:グラナダ

ポジション:MF


2022年冬に同じラ・リーガのグラナダへレンタル移籍が決まったコリャード。ラ・マシア出身でトップチームでは1試合のみ出場している。