エスパイ・バルサ

FCバルセロナは、エスパイ・バルサの工事を開始するために2019年に締結したつなぎ融資を延長することでゴールドマン・サックスと合意した。スペイン紙によると、バルセロナと投資ファンドは、融資額を契約時の2倍の1億8000万ユーロに増やし、返済期限を2023年まで延期することで合意したとのこと。

この契約は、前会長のバルトメウが会長を務めていた3年前に遡る。その際、2020年夏に期限が切れる9000万ユーロのつなぎ融資が契約され、これでエスパイ・バルサの建設に着手できることになった。結局、クラブは2021年8月まで期限を延長し、その後、ジョアン・ラポルタ氏は今年2月まで期限を延長することに成功した。

この件とは別でクラブとゴールドマン・サックスは、スタジアムとその周辺の工事を請け負うために15億ユーロ(約2037億7500万円)の融資契約を結ぼうとしており、このローンは、金融機関との新たな資金調達が合意された後に返済されるというもので、締結されればクラブ史上最大の株式投資となる。

ゴールドマン・サックス証券と契約するであろう15億ユーロの借入金は、2057年に満期を迎え、最初の5年間は3%から4%の利息のみを支払う猶予期間とし、その後の35年間で返済する予定だ。

2025年からは、スタジアムがすでに稼働しているため、エスパイ・バルサを通じて少なくとも2億ユーロの追加収益を生み出し、負債の元本返済を開始できるとクラブは想定している。

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