FCバルセロナは、カンプノウの改築に際して、23-24年からエスタディ・オリンピック(エスタディ・デ・モンジュイック)に一時的に移転することになるだろう。クラブ会長のジョアン・ラポルタは、バルセロナ市議会との会議の場で、同スタジアムを使うためには1500万〜2000万ユーロの支払いが必要だと語った。
エスタディ・オリンピックは、モンジュイックという山の上にあるのだが、そこへのアクセスを良くするために720万ユーロを投じてインフラ設備を強化するという。このプランでは、ケーブルカーのサービス強化、バスの運行、エスカレーターの改善、駐輪場や自転車専用道路の新設などを予定。資金に関しては、バルサが64%、バルセロナ市議会が残り36%の出資を行うことになると予想される。
また、バルセロナが同スタジアムで主催する各試合の清掃・警備の強化を含む、スタジアムの改善費用を負担することを約束した。
今年6月、22-23年は試合と両立しながらカンプノウの1階と2階の改修工事が行われることが決定した。その翌シーズンである23-24年には、カンプノウの3階部分と屋根を改修するため、エスタディ・オリンピックでプレーすることが義務づけられることになった。24-25年、バルセロナはカンプノウに戻るが、スタジアムの工事は引き続き行われ、最終的に完成した状態でプレーするのは25-26年になる。
100,000人弱の収容力を誇るカンプノウとは違い、エスタディ・オリンピックの観客収容人数は55,000人であるため、クラブ会員全員が平等に試合観戦できるよう、「ローテーションシステム」を構築するという。