FCバルセロナは、新カンプノウの建設管理を地元企業に委託へ。クラブは、2016年から新カンプノウの設計を担当している日本の会社「日建設計」に代わって、バルセロナに本社を置く工務店「Torrella Ingeniería」にこの仕事を発注したと2Playbook紙にて報道されている。
ただ、日建設計が完全に降りた訳ではなく両企業ともに今後もこのプロジェクトに取り組む。監修がTorrella Ingenieríaになるという訳だ。この決定は、今後、今月末の取締役会で承認される必要がある。
一方で、カタルーニャ建築家協会(Coac)は声明の中で、この変更に理解を示さないことを表明している。「カンプノウ新プロジェクト担当の競争を勝ち抜いた建築家が、この先作品の方向性を主導しないことは残念でなりません。私たちは、建築法で守られている品質基準を浸透させ、良い建築を普及・促進させるために努力しなければならないと考えています」と口にした。
26-27年に100%完成させる予定のプロジェクト、エスパイ・バルサは、15億ユーロの予算で4月から自治体の許可を得ている。スタジアムの再開は徐々に始まり、25-26年から収容人数50%で解放され始めていくという。
23-24年には、バルサはエスタディ・オリンピック(エスタディ・デ・モンジュイック)でホームゲームを行うことになっており、それに伴って地元議会に1500万ユーロ〜2000万ユーロを支払う必要がある。