カンプノウ

FCバルセロナは、ヨーロッパリーグのフランクフルト戦のチケット売り場の崩壊を受け、真新しいプランを用意しているようだ。きっかけは先週金曜日に行われたヨーロッパリーグ(EL)にてカンプノウのスタンドに3万人以上のフランクフルトサポーターが押し寄せたことだ。

今後数週間のうちに、この事業の経営に重要な変更が加えられることになるだろう。まず考えられるのは、使用率の低いシーズンチケットの廃止をすることからになると予想される。

先週木曜日の試合には合計で79,468人が来場し、360万ユーロを売り上げた。このうち、37,746人はクラブのシーズンチケットシート(7,000人はドイツ人と推定)、34,435人はバルサが販売したチケット(うち5,000人はアウェイファン用)で構成されている。これにVIPパス1,290枚(45%がドイツ人)、招待券2,425枚、試合運営に携わった3,572人が加わっている。

入場者数に関してはフランクフルト側にも問題があった。バルセロナのラポルタ会長は、以前のフランクフルト陣とのミーティングで、バルセロナに来るフランクフルトファンが一体何人がチケットを持っているかを報告しなかったことを非難している。また、バルセロナ側も然りで、ソシオもチケットの転売をしており、結局トレーサビリティシステムが在ってないようなものになってしまったのだ。

後者に関してラポルタ氏は、割引を利用してチケットを購入し、転売するという悪質な行動をとった会員を約7,400人とし、シーズンチケット保有者も約7,000人が転売していると推定している。「22ユーロで売られ、ドイツ人の手に渡った。買うには会員コードを入れなければならなかったので、張本人が誰であるかはわかっている」と声明していたが、懲戒処分にするか法的手段を取るかははっきりしていない。

3,670枚のチケットを販売したツアーオペレーターの役割も見直されることになるだろう。そのうちの1社であるPUコーポレート・ホスピタリティ社は、「悪質な行為」として契約を打ち切ったと、バルセロナマーケティング担当のジュリ・ギウは伝えている。

シーズンチケットホルダーとの関係については、ラポルタ氏がシーズンチケットホルダーのあるべき姿について深く考えるべきだと述べている。前の理事会では、カンプノウで観戦もせずシートを譲ることもしない人の数を18,000人と推定されていたが、ラポルタ氏は、今日では、その範囲は日によって15,000人から20,000人とばらつきがあると伝えている。

いずれも、シーズンチケットホルダーとしての地位を維持するために、最低限の試合出席率やシートの譲渡をしないといけない仕組みを作ろうとしている。

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