新加入レバンドフスキの大活躍もあって、ここまでリーグ戦無敗を続けているバルセロナ。
サッカー面においてはここまである程度順調に進んでいるが、一方の経営面では今夏に実施した資産売却によって、21-22年の会計上の利益総額は3億7200万ユーロとなり、収入も初めて10億ユーロを超えるとクラブは声明で述べている。
ジョアン・ラポルタ会長率いる取締役会は21-22年の清算を承認し、収入は10億1700万ユーロ、純利益は9800万ユーロとなった。22-23年の予算では、総収入12億5500万ユーロ、利益2億7400万ユーロを見込んでいる。
両年度とも、5億1900万ユーロと引き換えに、テレビ放映権の25%を25年間にわたりシックス・ストリートに譲渡したことが影響している。しかし、クラブは、この権利が将来的に価値を持つと考え、6億6750万ユーロの会計上の利益を計上したのだ。さらに、バルサ・スタジオの49%を売却したことで、2億ユーロを追加した。
クラブによると、21-22年にテレビ放映権の10%、つまり約2億6700万ユーロのキャピタルゲインを計上したという。22-23年には、6億ユーロのキャピタルゲインが計上されるため、経常予算では3億2600万ユーロの赤字となる。