バルセロナ

バルセロナが、オーディオビジュアル部門「バルサ・スタジオ」の株式25%の売却を最終決定か。ラジオ・バルセロナによると、クラブは、シルク・ドゥ・ソレイユのオーナーであるガブリエル・デ・アルバが所有する「GDA Luma」に1億ユーロで売却するとの合意を数日中に発表するという。

今回、正確なパーセンテージは不明だが、Socios.comに売却した際は同額で24.5%だった。

これによりバルセロナは、バルサ・スタジオの49.5%(現時点)の売却で2億ユーロを手にすることになる。それでも、資本金4億ユーロを超えるバルサ・スタジオの株式の過半数は維持する。

それでも、前述のメディアは、ラ・リーガのサラリーキャップを遵守するためには、まだ3000万から4000万ユーロが不足する可能性があると推定していると付け加えている。

ただこれは、選手の給与削減から補うことが可能であるため、ラ・リーガはバルセロナのこれまでのオペレーションは不十分だと警告している。

バルサ・スタジオには、制作会社の権利だけでなく、オーディオビジュアルとWeb3のビジネス全体が含まれている。最大49.9%の売却で5000万ユーロを得られるとされていた当初の予想に比べ、同社の評価額は4倍になった。

2Playbookによると、クラブは、バルサ・スタジオのビジネスが27-28年に3億4046万ユーロを生み出すと試算しているという。ただ文書には、これが放映事業だけによるものなのかどうかは明記されていない。

バルサは、これらの事業(バルサスタジオ売却と、放映事業の40%をSixth Streetに売却)により、21-22年度の決算は黒字になる見込みだ。

レバンドフスキ、ハフィーニャ、ケシエ、クリステンセン、クンデといった大物ばかりを獲得し続けるバルセロナは一時的な危機回避には成功したものの、今後ツケが回ってこないかどうかというところか。