往年のサッカー好きなら一度は聞いたことがあるだろう、「バンディエラ」という単語を。
バンディエラとはイタリア語で「旗手」などを意味する単語で、サッカーでいえば、一つのクラブにチームの象徴として長年在籍する選手のことを指す。
プレミアリーグではスティーブン・ジェラード(リバプール)、ラ・リーガではカルレス・プジョル(バルセロナ)、セリエAではパオロ・マルディーニ(ACミラン)などが当てはまる。
これらの選手は長年それぞれのチームの顔としてファンから愛されてきた。
今回は、イタリアサッカー界における主なバンディエラたちを紹介していこう。
フランコ・バレージ(ACミラン)
初代ACミランのバンディエラとも言えるバレージ。同選手が付けていた背番号6は永久欠番となっている。
パオロ・マルディーニ(ACミラン)
父親のチェーザレ・マルディーニからACミラン愛を受け継いだパオロ・マルディーニ。25年もの間チームの中心選手として活躍した。
ハビエル・サネッティ(インテル)
インテルのバンディエラといえば、元アルゼンチン代表のサネッティではないだろうか。21歳でアルゼンチンのクラブから移籍して以来、40歳で引退するまでインテル愛を貫いた。
ジュゼッペ・ベルゴミ(インテル)
前出のサネッティの前にキャプテンマークを付けていたのがジュゼッペ・ベルゴミ。こちらはユース時代から引退までインテルでプレーしており、まさにクラブの象徴と言えるだろう。
フランチェスコ・トッティ(ローマ)
ローマで選手キャリアを全うしたフランチェスコ・トッティ。典型的なナンバー10は、多くのファンに愛された。
アレッサンドロ・デルピエロ(ユベントス)
ユベントスのバンディエラの一人、アレッサンドロ・デルピエロ。ユベントスで決めた290ゴールは2位を大きく突き放すダントツのクラブ記録である。
ジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)
最近のバンディエラといえば、ジョルジョ・キエッリーニではないだろうか。守備の要としてクラブのリーグ9連覇に大きく貢献した。