イングランドの名門リヴァプールでプレーするスペイン出身のステファン・バイチェティッチ。シーズン前半はベンチを温める日々が続いていたが、1月中旬からは全試合でスタメン出場を果たしている。
ステファン・バイチェティッチは現在18歳で、A代表には選ばれたことがない。出身はスペインでU-18でもスペインを選択しているが、『AS』によると父親のスルジャン・バイチェティッチは、ステファンがセルビア代表でプレーすることを望んでいるようだ。
スルジャンはセルビア出身の元サッカー選手。レッドスターやセルタなどでプレーした人物である。
ステファンはセルビアとスペインの国籍を持つため、代表を選択することができるが、スペインとしては若手有望選手が他国代表を選択するのはもう勘弁というところだろう。
というのも、レアル・マドリードのカスティージャに所属するアルバロ・ロドリゲス(18、ウルグアイ)やニコ・パス(18、アルゼンチン)、マンチェスターUでプレーするガルナチョ(18、アルゼンチン)といった有望株たちは皆スペイン出身だが、最終的にもう一つの選択肢である南米各国の代表を選択した。
アルバロ・ロドリゲスは先日閉幕した南米ユース選手権でもウルグアイ代表として大活躍を見せており、将来のストライカー候補として期待がかかっている。
果たしてステファン・バイチェティッチはスペインかセルビアのどちらを選択するのだろうか。
(By ALLSTARS CLUB編集部)