Sporticoによると、2022年2月にアメリカ企業の手に渡ったセリエAのアタランタは、少数株主として「Arctos Sports Partners」を加えた。証券取引所に上場している同投資会社はその株式に対して3600万ドルを支払ったという。
同社は、クラブの大株主であるパリューカ氏のプロジェクトに参加することになる。パリューカ氏は、今年初め、ラ・デア社の55%を買収した投資グループを率いている。クラブオーナーのペルカッシ家は、長年にわたってこのラ・デア社を通してアタランタのクラブ株式の86%を支配してきた。
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分割後、大株主のパリューカ氏とそのパートナーが47.3%、ペルカッシ家が38.7%の株式を保有することになった。しかし、アントニオ・ペルカッシ氏とルカ・ペルカッシ氏は、それぞれアタランタの会長とCEOを継続することで合意している。
アタランタは2月、パリューカ氏の参入に伴い、「このコミットメントは、クラブにさらに国際的な未来を保証し、ヨーロッパ以外のブランド認知度を高めることに役立つ。アタランタがアクセスできるネットワークを広げ、商業パートナーシップやクラブ運営のための革新技術の使用といった新しい機会への扉を開くことにある」と説明した。
今回アタランタに参入したArctos Sports Partnersは、ゴールデンステート・ウォリアーズやサクラメント・キングスなどNBAの主要フランチャイズに出資し、それぞれ13%、17%の株式を保有している。
また、MLBの6球団(ボストン・レッドソックス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、ヒューストン・アストロズ)に加えて、NHLのアイスホッケーチーム2球団(タンパベイライティングとミネソタワイルド)の少数株主としても参入している。