先日バロンドールの受賞者が発表され、メッシが選ばれた。これでメッシは歴代最多7度目の受賞となる。今回の選出は一部賛否両論があるものの、メッシが歴代トップレベルで活躍しているのは周知の事実。メッシはバルセロナでデビューして以来大量にゴールを決めている。バルセロナ時代の成績については下の記事をご覧いただきたい。


そんなメッシだが、全てドリブルで一人でゴールを決めている訳ではない。もちろんどの選手もそうだが、ゴールが生まれる時には高確率でアシストする選手もいる。現役で言えばデブライネ(マンチェスターC)やブルーノ・フェルナンデス(マンチェスターU)などがアシストで結果を残している。

そこで気になるのは、バロンドールを受賞したメッシに一番アシストを供給しているのは誰かという疑問だ。バルサに長年在籍していたため、バルサの選手がメインになると予想されるが、果たして「メッシへのアシスト王」は誰だろう。ちなみにメッシがバルサのトップチームでプレーした期間は、2004年10月のデビューから2021年6月30日までのおよそ17年弱である。


5位 シャビ・エルナンデス(35アシスト)

第5位にランクインしたのは、先日よりバルサで監督を務めるシャビ。共にプレーした2004年から2015年で35アシストを記録している。シャビのパスは針の穴をも通すコントロールで相手ディフェンダーの間を付き、幾度となくメッシにボールを供給した。

FCバルセロナ在籍期間:1998年〜2015年(505試合出場58ゴール)

4位 ネイマール(36アシスト)

第4位にランクインしたのは、最強攻撃陣「MSN」の一角を担い、現在はパリでメッシと共にプレーするネイマール。4年間で36アシストを記録している。独特のリズムで左サイドを突破し、メッシにパスするパターンは何度も見られた。シャビとは異なりネイマールは攻撃的な選手であるため、その分メッシへのアシストが増えている。

FCバルセロナ在籍期間:2013年〜2017年(123試合出場68ゴール)

3位 ダニ・アウベス(43アシスト)

第3位にランクインしたのは、最強バルサの右サイドバックを支配し、先日シャビ監督の下、バルサへの電撃復帰を果たしたダニ・アウベス。8年間で43アシストを記録している。メッシと同じ右サイドだったため、多くの機会があった。さらにダニ・アウベスはオーバーラップを頻繁に行うプレースタイルであるため、何度も好連携を見せた。

FCバルセロナ在籍期間:2008年〜2016年、2022年〜(247試合出場14ゴール)

2位 アンドレス・イニエスタ(44アシスト)

第2位にランクインしたのは、シャビと共にバルサの黄金期を中盤で支えたアンドレス・イニエスタ。14年間で44アシストを積み上げた。シャビよりも攻撃的なポジションから足に吸い付くようなドリブルで最前線へ運び、メッシにラストパスを出す姿は幾度となく見られた。現在はJリーグのヴィッセル神戸でプレーしており、先日チームのACL予選出場圏内となるリーグ戦3位に貢献した。

FCバルセロナ在籍期間:2002年〜2018年(442試合出場35ゴール)

1位 ルイス・スアレス(54アシスト)

堂々の第1位はメッシ、ネイマールとともに「MSN」を形成したルイス・スアレス。6年間で54アシストを記録した。スアレスといえばゴールを量産するタイプのイメージが強いが、意外にもアシストすることも厭わない。特にメッシは公私ともに全幅の信頼を寄せており、プライベートではマテを共有する姿、試合中はラストパスを与える場面が見られた。先日行われたバロンドールの授与式ではメッシに直接トロフィを手渡した。

FCバルセロナ在籍期間:2014年〜2020年(191試合出場147ゴール)

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