アルゼンチンリーグ

代々アルゼンチンは世界的スーパースターを多数輩出してきた。マラドーナに始まり、バティストゥータ、シメオネ、リケルメ、サネッティ、ルジェリ、アグエロ、そして現役で言えばメッシ、ディ・マリアなど。挙げ始めるとキリがない。

そんな強豪アルゼンチンでは、毎年、絶え間なく期待の若手選手が頭角を現す。現に、ラウタロ・マルティネス(インテル)やエセキエル・パラシオス(レバークーゼン)、モンティエル(セビージャ)は若くしてヨーロッパの強豪クラブでプレーしている。そしてもちろん彼らの下の世代にも虎視眈々とその座を狙う期待の若手が多く存在することも事実だ。

今回の記事では、市場価値に基づいたU-23アルゼンチン人選手トップ7を紹介していく。

第7位 ファクンド・ファリアス

FW、コロン、2002年生まれ(20歳)

市場価値:1000万ユーロ

2019年17歳でトップチームを果たしたファクンド・ファリアス。貴重なレフティー。2021年はツートップの一角やトップ、または左サイドハーフで出場している。ゲームメーカー、左利きという点も踏まえるとメッシに似ているかもしれない。

ただ、2022年前半戦は、期待通りの結果を残すことができず、スタメン出場も13試合中8試合と若干序列を落とした。

第6位 バレンティン・カステジャーノス

FW、ジローナ、1998年生まれ(23歳)

市場価値:1200万ユーロ

アルゼンチン人選手であるにも関わらず、アルゼンチン国内でのプレー経験がないという珍しいパターンのバレンティン・カステジャーノス。チリのウニベルシダ・デ・チレやウルグアイのトルケを経て、現在はラ・リーガ所属のジローナでプレーする。

2019年にMLSリーグ戦二桁得点を記録すると、2021年には19得点8アシストをマーク。2022年もここまで10試合で7ゴール1アシストを記録しており、上位につけるチームを支えている。

第5位 ニコラス・ドミンゲス

MF、ボローニャ、1998年生まれ(24歳)

市場価値:1300万ユーロ

2017年にベレス・サルスフィエルドでデビューし、2020年冬から正式にセリエAのボローニャへ移籍することになったニコラス・ドミンゲス。20-21年はスタメンと途中出場が半々とイマイチ馴染むことができなかったが、21-22年は一気にパフォーマンスを上げ、スタメン出場も増やした。さらなる活躍に注目だ。

第4位 エンソ・フェルナンデス

MF、ベンフィカ、2001年生まれ(21歳)

市場価値:2000万ユーロ

エンソ・フェルナンデスは、2020年から2021年にかけてデフェンサ・イ・フスティシアで場数を踏み、2021年後半戦からリーベルに復帰。そこから目覚ましい活躍を見せ、一気にその名を轟かせた。

そして迎えた2022年の前半戦は、絶対的な存在として君臨し、ほぼ全試合でMVP級の活躍を見せた。中盤の最前線から攻撃に絡み、バルコやフリアン・アルバレスなどの攻撃陣を支える。