GWに入り、暖かくなってきた今日この頃。欧州の各リーグでは佳境を迎えている。この一か月でリーグ王者やCL出場、あるいは残留、降格が決まる。今週も見逃せない試合が盛りだくさん。
それでは今週末の注目試合を紹介していこう。
マンチェスターユナイテッドvsチェルシー
マンチェスター・シティとリバプールが熾烈な優勝争いを繰り広げるプレミアリーグではマンチェスターユナイテッドとチェルシーのビッグマッチが行われる。
ホームのマンチェスター・ユナイテッドはシーズン終盤の重要な3連戦(リバプール、アーセナル、チェルシーとの3連戦)を迎えているがここまでリバプール、アーセナルに連敗を喫し、CL出場権内の4位と勝ち点差6となっており、来季のCL出場権獲得に向け負けられない戦いが続く。
ポグバやルーク・ショー、カバーニ、フレッジら中心選手が戦線を離脱する苦しい状況の中、チェルシー相手に勝利を収め、CL出場権争いに可能性を残したいところ。
対するチェルシーは勝点65で3位につけているが、リバプール、マンチェスター・シティとは勝ち点が10以上離れており、優勝争いからは離脱している。CL出場権争いでは5位トッテナムに勝ち点差7をつけている状況。現状を鑑みるとこのマンチェスターユナイテッド戦で勝利を収め、来季のCL出場権を確固たるものにしたい。
ユナイテッド戦はコヴァチッチ、ベン・チルウェル、ハドソン=オドイが欠場予定。リュディガー、リース・ジェームスはフルトレーニングを消化しており、復帰の可能性もある。
キックオフは日本時間4/28(木)27:45
Onto Manchester! 👊 pic.twitter.com/RoorrMjabu
— Chelsea FC (@ChelseaFC) April 25, 2022
ニューカッスルユナイテッドvsリヴァプール
オーナーが代わって大補強を行ったニューカッスルは見違えるほどに良くなり、今年の冬には残留争いをしてたのにも関わらず、今では9位まで上り詰めている。現在はプレミアリーグ4連勝中と勢いが止まらない。
ただしこの好調の中で迎えるのは、CL、FAカップ、カラバオカップ、プレミアリーグの4冠に近づいているリヴァプールだ。今週行われたCL準決勝ではビジャレアルに2-0と力の差を見せつけた。
ターンオーバーできるタイミングではあるかもしれないが、プレミアリーグの優勝も視野に入れるなら、この試合は絶対に落とすことができない。そんな中で現在のニューカッスルは決して侮れないチームだがクロップ監督はどのようなメンバーで挑むのだろうか。
キックオフは日本時間4/30(土)20:30
💪
— Newcastle United FC (@NUFC) April 27, 2022
🔜 #NEWLIV pic.twitter.com/1MDuY5bHPf
ACミランvsフィオレンティーナ
2位ナポリが直近3試合で負けと引き分けが続き、今季のスクデット争いはミラノ勢に絞られた。本日(4月28日)の早朝までは”暫定”首位だったが2位インテルがボローニャにまさかの黒星を喫したため、このタイミングでミランが単独首位に躍り出た。
そして今節ミランが対戦するのは、今シーズン初めて負けた相手、フィオレンティーナだ。
そんなフィオレンティーナはサレルニターナ戦とウディネーゼ戦で痛い2連敗してしまうなど、今シーズンのセリエAは波乱万丈な展開となっている。
フィオレンティーナはCL出場権内でのフィニッシュは現実的ではなくなってしまったものの、今シーズンはかつての「セブン・シスターズ」を彷彿とさせるように、フィオレンティーナが好調で上位にいる。
ヴィオラは連敗の空気を払拭するためにはここで首位のミランに勝利する必要がある。一方でミランはインテルが全勝する前提で行くと3勝1分以上でスクデット獲得が決まる。現在40歳のイブラヒモビッチは「ミランでタイトルを獲得してから辞める」とメディアでも口にしているが、それは案外すぐに訪れるものなのかもしれない。
そんなイブラヒモビッチは前節のラツィオ戦でアディショナルタイムにトナーリのゴールをアシストしている。
キックオフは日本時間5/1(日)22:00
Milanello 💪
— AC Milan (@acmilan) April 27, 2022
Laying the groundwork for #MilanFiorentina 🔴⚫@BitMEX #SempreMilan pic.twitter.com/XLN65ouQyr
バルセロナvsマジョルカ
日本人としてはこの勝負は見ものかもしれない。シャビ監督が就任して大量得点で何勝もしていたバルセロナだが、ここにきて急に失速し始めた。ホームで行われた公式戦で3連敗と不名誉な結果に。
磨きのかかっていたオーバメヤンの決定力も段々と色褪せてきており、ペドリの怪我、ピケのスーペルコパでのスキャンダル、カンプ・ノウでフランクフルトファンが押し寄せた件とピッチ内外で不穏な空気が漂い始めている。
対するは元日本代表監督、ハビエル・アギーレが指揮官として就任したマジョルカだ。現在16位につけるが降格圏の18位グラナダとの差は僅か2。今季残留のためにもここが正念場かもしれない。
アギーレ率いるマジョルカもムリキを中心とし過ぎているあまり久保を含めた2列目が上手く機能できていない。そんな中で、久保建英は古巣のバルセロナ相手にどのような実力を見せつけられるだろうか。
キックオフは日本時間5/1(日)26:00
❤🔝🏴☠️⚽ ¡@MuriqiVedat ha sido un 𝘼𝘾𝙄𝙀𝙍𝙏𝙊, @RCD_Mallorca! #LaLigaSantander pic.twitter.com/qWpU6e303Q
— LaLiga (@LaLiga) April 27, 2022
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