アトレティコ・マドリード

「生きるべきか死すべきか、それが問題だ」と翻訳されているシェイクスピアの『ハムレット』の名台詞だ。そして今週末は睡眠をとるか、サッカーを見るべきか、それが問題だろう。

では今週末のピックアップマッチを紹介していく。

チェルシーvsリバプール


決勝戦を残すのみとなったFAカップではチェルシーとリバプールが激突する。

リバプールは史上初のクアドラプル(4冠)の可能性を保持しており、今シーズン最初のタイトルとなったリーグカップではチェルシーをPK戦の末下し優勝した。プレミアリーグではシティと優勝争いを繰り広げており、CLはファイナルでレアル・マドリードと対戦する。

リーグカップ決勝を戦ったチェルシーとの再戦となるがクアドラプルに向けタイトルを獲得できるか、ファンの期待は高まる。

対するチェルシーはプレミアリーグで3位につけており、前節の勝利で来季のCL出場権をほぼ手中に収めたが、シーズン終盤に差し掛かり、少し低調気味となっていた。チームの状態に少し不安が残るが、リバプール相手にリーグカップのリベンジを果たすことができるか注目である。

キックオフ時間:5月14日24時45分(JST)

アトレティコ・マドリードvsセビージャ


レアル・マドリードの優勝が決定し、大詰めを迎えたラ・リーガではアトレティコとセビージャのビッグマッチが行われる。

アトレティコは前々節、リーグチャンピオンのマドリーをホームに迎え、1−0の勝利を収め、前節もアウェーのエルチェ戦でも0−2の勝利を収めた。前節の勝利で来季のCL出場権を確定させたアトレティコだが、このセビージャ戦で勝利を収めれば3位以上を確定することになる。

一方のセビージャは現在4位につけており、5位ベティスと勝ち点差5となっている。あと2試合で勝ち点1を獲得すれば4位以上が確定するセビージャだが次節はビルバオとの試合を控えており、今節で4位以上を確定させたいだろう。

キックオフ時間:5月15日26時30分(JST)

ACミランvsアタランタ


10-11シーズンぶりのスクデットを前に立ちはだかるのはアタランタだ。アタランタは13-14シーズンから現在までミランのホーム、サンシーロで無敗が続いてる。

19-20シーズンではアタランタがミランに5-0で大勝している。当時ミランの守護神だったドンナルンマはこの大敗をうけて涙を流していた。

しかしミランは翌年の20-21シーズンの最終節ではアウェイのミランがアタランタに勝利し見事CL出場権をものにした。

そして今節この大一番でアウェイに強いアタランタとホームに弱いミランがサンシーロでぶつかる。悲願のスクデットのためにも絶対に勝利で収めたいミラン。一方今シーズン怪我人が続出して不調だったアタランタもCL権は逃したもののEL権はまだまだ射程圏内だ。

キックオフ時間:5月15日25時00分(JST)

ユベントスvsラツィオ


来季のCL出場が既に決まっているユベントスvs4クラブがひしめくEL争いの渦中にいるラツィオの一戦だ。

前節ユベントスは19位のジェノア相手にアディショナルタイムにPKを決められてしまいジェノアに勝利を謙譲してしまった。

スクデットの可能性が閉ざされてしまい、今シーズンの望みと言えば3位でフィニッシュすることだが、ここにきて調子を徐々に取り戻してきているラツィオが立ちはだかる。特にルイス・アルベルトは前節のサンプドリア戦で1ゴール1アシストの活躍を見せ、前々節のスペツィア戦では2アシストの活躍を見せた。

 

ラツィオにとっては来季のEL出場権獲得という目標に向け、ユベントスという大きな壁が立ちはだかるが、好調な攻撃陣を中心にこの壁を乗り越えることができるだろうか。

キックオフ時間:5月16日28時45分(JST)

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