アーセナル

今週も一週間お疲れ様でした。今週末もアツい試合が目白押しですね。今回はスペイン、イタリア、イングランドから1試合ずつ注目試合をピックアップ。

ベティスvsバレンシア(コパ・デル・レイ決勝戦)


日本時間4月24日早朝5時キックオフ

セビージャで開催されるコパ・デル・レイ決勝戦。バレンシアは18-19シーズンぶりの優勝をかけて、ベティスは04-05シーズンぶりのタイトルをかけて、決勝戦に挑む。

バレンシアは現在ラ・リーガ10位と低迷気味だが、コパ・デル・レイに優勝することでヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得できる。さらには状況次第だが、ベティスがラ・リーガをEL圏内でフィニッシュし、今回のコパ・デル・レイを優勝した場合は、準優勝チームにELの出場権が回るので、準優勝でもEL出場権を獲得できるチャンスがある。

とはいうものの、バレンシアにとっていずれにせよEL出場ができるからといって優勝しなくてもいい理由にならないのは事実だ。

またこの試合で一番の注目は現在ベティスに所属する40歳のホアキン・サンチェスだろう。ホアキンは今シーズン限りでの引退宣言をしている。同選手は06-07シーズンから10-11シーズンまでバレンシアに所属しており、サッカー選手としての最後のシーズンを古巣バレンシアとコパ・デル・レイのファイナルで対戦するというロマンチックな展開になっている。ホアキンは有終の美を飾れるだろうか。

インテルvsローマ(セリエA)


日本時間4月24日深夜1時キックオフ

好調の上位陣2チームによるセリエA、34節。前節でローマはナポリ戦で試合終了間際に劇的同点ゴールを決め、公式戦13試合連続負けなしに。ちなみに最後に負けたのはコッパ・イタリア準々決勝のインテル戦だ。

一方インテルはミッドウィークのコッパイタリア、ミラノダービーでミラン相手に3発快勝。昨シーズンもミラノダービーの勝利から勢いに乗ってスクデットを獲得したが、今シーズンもこの勝利を機にセリエA優勝を果たせるか。現在1試合未消化で首位ミランとの差は2。つまり射程圏内に留めるためにはこの試合を落とすわけにはいかない。

両チームともに素晴らしいストライカーを備えている。今シーズン前半はなかなか点をとれず苦労していたローマのタミー・エイブラハムとシーズン後半に少しスランプに陥っていたインテルのラウタロ・マルティネス。結局、両ストライカーとも今シーズン15点を記録しており、素晴らしい活躍を見せている。間違いなくチームの勝敗をきめる重要なファクターはこの二人になるだろう。

裏では現在リーグ戦としての双方の最大のライバル、ミランとユベントスも今節それぞれラツィオ戦とサッスオーロ戦を控えている。ラツィオはともかく、サッスオーロは10位と中位に位置しているものの上位勢にとって一番と言っていいほどの”曲者”。今節はリーグの順位が大きく変動するかもしれない。

アーセナルvsマンチェスターユナイテッド(プレミアリーグ)


日本時間4月23日の午後8時半キックオフ

プレミアリーグの上位は3グループに分かれているだろう。優勝争いをするシティ、リバプール。3位のチェルシー。もう一つのグループはCL圏争いをするトッテナム、アーセナル、ユナイテッドだ。

今週末、5位アーセナルと6位ユナイテッドの直接対決が行われる。前節を経て両者対極的なムードが流れているに違いないだろう。

アーセナルはこれまで3連敗だったが、前節のビッグ・ロンドン・ダービーにてチェルシーとの激しい打ち合いを制し2-4で勝利。今シーズン好調のサカとスミス=ロウはともに10ゴール以上を記録している。

プレミアリーグで、同じチーム内で21歳以下の選手二人が10ゴール以上記録するのは06-07シーズンのユナイテッドに所属していたルーニーとロナウド以来だ。アーセナルは今シーズン若手の躍動により名門復活の兆しを見せ始める。

一方、ロナウドを含めタレントを擁するユナイテッドだが、前節ナショナルダービーにてリバプール相手にシーズンダブルを許してしまう。更にそのトータルスコア0-9と大差を付けられてしまった。

つい先日、指揮官のラングニックが今シーズン限りでクラブを去り、代わりに現在アヤックスの指揮官を務めるオランダ人監督、テンハーフが来季から就任することが確定した。

また、ポグバが怪我で今シーズン離脱。マクトミネイ、ロナウド、ヴァランがトレーニングに復帰したがスタメンとして出るのかが怪しい。チームとしてベストコンディションではない状態が続いているためユナイテッドからすると、ここが正念場だろう。

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