ゴールキーパー

この記事のタイトルを読まれた方はおそらく最も上手いGK11人を想像したかもしれない。

ただし今回はGK11人を選び、フォーメーションを組んでみたという内容だ。

従ってGKは一人だけでいい。それ以外の選手はセービング技術も要らない。特に近年のGKは足元の技術も必要とされており、れっきとしたフィールドプレーヤーなのだ。

今回は独断と偏見で”GKのみのベスト11”を考えた。フォーメーションは4-2-3-1とする。

GK

ヤン・オブラク

名だたるキーパーの中でGKに選ばれたのはオブラクだ。バラエティの富む現代サッカーのキーパーの中でもオーソドックスなキーパーといった印象だったため選出。それにセービング技術だけに関して言えば群を抜く。

2CB

ジャンルイジ・ブッフォン

技術云々よりも、キャプテンシ―溢れるキーパーしかいないこの群雄割拠のベスト11には彼の様な圧倒的なベテランが必要不可欠だろう。キーパーにはコーチングスキルが必須だが、全員GKでコーチングが飛び交いすぎるという異色のフィールドではブッフォンのような仙人レベルのベテランがいるかいないかで大きく変わってくるだろう。

アリソン・ベッカー

リヴァプールの戦術では、選手が前線から連動してプレスをかけるため、上手く交わされたときにセンターバックとゴールキーパーの間が大きく空くことが多い。しかしアリソンは守備範囲が広いためこの弱点ポイントを補うことができる。その能力を活かすために今回CBに選出。相方のブッフォンのカバーもこれでばっちりだ。

LSB

エデルソン・モライス

圧倒的足元の技術の高さからゴール前で異質の落ち着きぶりを放つエデルソン。そんなエデルソンなら前線からのプレスで、はめに来られても冷静に相手のプレスを往なすことができるだろう。

それに普段ペップの戦術を後ろから見ているエデルソンなら試合に応じて偽サイドバックの役割を任せてもいいのかもしれない。

RSB

マヌエル・ノイアー

キーパーもフィールドプレーヤーだという概念を与えた張本人だ。更にノイアーのとんでもなく広い飛び出し範囲を可能にさせているのは彼のスピードだ。そのスピードを存分に活かすためにRSBを用意しておいた。

2ボランチ

アンドレ・オナナ&マルク・テア・シュテーゲン

この二人をボランチに選出したのはバルセロナに所属していた、またはしているからだ。オナナは数々のテクニシャンを輩出している下部組織のラ・マシア出身だ。キーパーでありながら足元の技術も一級品だ。

その相方には同じく、バルサイズムが浸透しているテア・シュテーゲンがうってつけだろう。一番心配になってくるビルドアップもこれで問題ないだろう。

OMF

マイク・メニャン

今シーズン欧州5大リーグでセービング率TOPのマイク・メニャン。現在所属のミランでも足元の技術が評価されており、ビルドアップにも積極的に参加している。OMFに選んだのは、小さいときの憧れがリヴァプールのジェラードだったからだ。

LWG

ヴォイチェフ・シュチェスニー

ユベントスの正ゴールキーパーだが実はめちゃくちゃ足が速いことをご存じだろか。最速スプリントは35.8kmを記録している。もはやその辺のウィングよりも速い。

RWG

アーロン・ラムズデール

アーセナルの若き守護神ラムズデールをRWGに選出したのは相互性を重視したからだ。右サイドのシュチェスニーは快速で積極的にサイドに張らせたいため試合を通すとラムズデールは内側に絞ることが多くなるだろう。

アルテタの下、成長を遂げるラムズデールは足元の技術もさながら戦術理解度も高く、攻撃時にはRSBノイアーのオーバーラップも上手くいかし攻撃の起点になるに違いない。

FW

ティボー・クルトワ

チャンピオンズリーグ決勝でリヴァプールの攻撃を完封したキーパーを自陣のゴールから一番遠いポジションに置いておくことほど勿体ないことはないだろう。ただし2mの身長を存分に活かしたいという心の葛藤からワントップにするという決断に至った。ポストプレーでは長い手足でボールキープできる上にハイボールとなればお茶の子さいさいだ。

19-20のバレンシア戦でもCKからヘッドに競り勝ちベンゼマのアシストを演出している。それにこのベスト11なら身長が高いからと言ってクルトワに集中的にマークされることはない。なぜなら全員GKで身長が高いから。

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