8/3に行われた金沢ユース。相生学院高校サッカー部はスターティングメンバー11名全員が1年生という布陣で挑んだ。
相手は、東京の強豪・駒澤大学高校。インターハイ全国大会で青森山田を初戦で破り、決勝まで駒を進めた東京代表の帝京高校を相手に、東京都予選決勝で0-1と善戦した強豪校だ。
相手はインターハイに出場していた選手達で、流石に高校3年生と高校1年生では身体の大きさが圧倒的に違った。
試合開始直後の3分、相手陣内のフリーキックから放り込まれセカンドボールを拾われ、パワープレーで失点。出鼻をくじかれる形となった。
それでも、相生学院高校1年生チームは美しいパスワークで何度もチャンスを作り、ゲームを支配した。前半は0-1で折り返したが、相生学院高校サッカー部はブレる事なく、自分達のサッカーを続けた。
すると後半15分、1年生FW池内がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。それを今大会初出場である1年生MF高橋が落ち着いて決め、試合を振り出しに戻した。
その後、勢いに乗る相生イレブン。次々とゴールに迫るがなかなか決まらない。
試合時間は残り5分。そのままドローで終わるかと思われたが、途中出場の1年生SB生田がオーバーラップし、クロスを上げる。それをまたしても、1年生MF高橋がダイレクトで綺麗に合わせ、勝ち越しに成功した。
相生学院高校サッカー部はそのゴールを守り切り、2-1で勝利を果たした。
高校3年生のトップチームに1年生が勝つだけでも凄い事だが、相手はインターハイ準優勝の東京代表・帝京を地区予選決勝で苦しめた駒澤大学高校。
そこに勝利した1年生チーム。彼らの2年後が楽しみだ。