イギリス紙「The Times」は、イギリスの政治家グループがプレミアリーグのトッテナムに対し、香港の保険会社AIAとのスポンサー契約を解除するよう要請したと伝えている。
AIAとは、13-14年からトッテナムのユニフォームの胸スポンサーとなっている企業だ。
事の発端は、2020年、AIAの最高経営責任者兼会長が、香港の国家安全法を支持するような声明を発表したこと。同法は香港の自治を縮小させるような内容である。
英国の非公式団体All-Party Parliamentary Groupは、「トッテナムが中国を支持し、香港に同法を確立したことに正当性を与えているように捉えられかねない」と非難し、クラブにスポンサーを他に探すよう促している。
All-Party Parliamentary Groupは、これまでにもいくつかのスポーツにおいて香港に拠点を置く企業とのスポンサー契約を打ち切るよう要請してきた。今年は、AELTCに対し、銀行グループのHSBCによるウィンブルドン選手権のスポンサーシップを終了するよう要請した。