リベルタドーレス優勝回数が最多の名門だが、現状、経営面・スポーツ面ともにどん底に陥っているアルゼンチンのインデペンディエンテ。
経営面では会長辞任により監督候補も白紙になるなど暗闇の中におり、赤字額も見逃せないものとなっている。
また、スポーツ面では日本時間13日に行われたロサリオ・セントラルとの試合にも敗れるなど、28チーム中25位と一向に調子が上がらない。
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先日、インデペンディエンテの下部組織で育ち、トップチームでも活躍した元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが自身のTwitchチャンネルにて、インデペンディエンテの現状を語った。
「クラブで起きていることはとても悲しいことだ」と始めたアグエロ。
「僕はクラブにいることはできない。インデペンディエンテにいたいけど、そこには多くの人が関わっている。正直に言うと、僕は誰も信用していないんだ。もしそこに入ったら、すでにいる人たち全員を相手にしなければならないし、中に入って、全員を捨てて、新しいものを全部まとめなければならない」とクラブの混乱状況を強調した。
そして、「最初にしなければならないことは、サッカー選手をないがしろにしないことだ。10万のスポンサーを獲得するよりも、借金を返そう。でもチームが負けたら、スポンサーがどう言うかわかるか。『インデペンディエンテが試合に勝てないなら、10ドルも入れるつもりはない』と言うだろう。チームをそっちのけにしてしまえば、明らかに借金が増えてしまう」と続けた。
最後に、「チームで高価な選手を使うときにするべきことは、守って離さないこと。優秀な選手を失うことになるし、すべての選手を手放してしまったら、決して勝つことはできない。高給取りの選手が残るような解決策を考え、彼らを強化できる他の選手を連れてきて、少なくとも戦えるチームを作る。この状態で戦うことでチームを強くし、スポンサーの予算が上がるようにしなければならない。問題は、彼らが多額の借金を抱えていることと、誰もそれを信じていないことだ」と締めた。
(By ALLSTARS CLUB編集部)