オーセンティックブランドは、昨年8月にアディダスからリーボックを21億ユーロで買収した。現在はリーボックのアジアへの進出を目指している。

オーセンティックブランドは、昨年8月にアディダスからリーボックを21億ユーロで買収した。現在はリーボックのアジアへの進出を目指している。

オーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)は、リーボックのブランド拡大を促進させる。パートナー企業であるトライステートと契約を結び、中国、香港、マカオ、台湾にブランドの流通を拡大することになった。

トライステートは、同地域にReebokショップを開設し、同ブランドのオンラインビジネスの運営を行う。商品は男性、女性、子供用のフットウェア、男性、女性、子供用のアウターウェアとスポーツウェアが含まれる。

ABGの創業者であり会長であるジェイミー・ソルター氏は、「この地域の専門家であるパートナーとの契約は、アジア市場におけるブランドの地位確立計画の一部であった」と声明で述べている。この取引は、2022年第1四半期に完了する予定。

ライセンス管理を専門とするABGは、昨年8月、アディダスからリーボックを21億ユーロ(約2750億円)で買収した。アディダスは、リーボックが前会計年度に1億ドル(約115億円)の総損失を計上したことから、収益性を改善する目的で、2021年2月から買い手を探していた。