ACミラン

UEFAがリールを監視しているのは、昨シーズンフランス王者となったリールの経営にACミランのエリオットファンドが影響を及ぼしている可能性があるためだけではない。フランスの日刊紙『L’Equipe』はミランとリールにバーレーンファンドが関心を持っていると報じている。

実はLOSCリールとACミランはクラブ間で選手の移籍が良く行われており、現在ACミランに所属している選手の中だと、GKマイク・メニャン、LWGのラファエル・レオン、まだオペレーションは確定していないが、現在リールに所属しているCBスヴェン・ボトマンもほぼ確定しているとのこと。それ以外にもレナト・サンチェスも候補に挙がっている。

UEFAの規則第5条では、同じオーナーが所有しているクラブの両方がUEFAの大会に出場することを禁止している。今年のチャンピオンズリーグを見た人ならお気づきかもしれないが、ミランもリールも出場している。

仮に、もしエリオットファンドがレオン、メニャン、ボトマン、レナトサンチェスの移籍にミラン側とリール側の両方から糸を引いていたとなると規則に反することになる。

フランス紙「レキップ」によるとミランは、自クラブと一緒にリールの買収のために中東のファンドInvestcorpと接触している。この投資ファンドは、中東の富裕層が先進国市場のプロジェクトに投資できるようにするために1982年に設立されたそうだ。

いずれにせよ、Investcorpはミランの獲得に向けてエリオットファンドと積極的に交渉しているようだ。

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