エリオットファンドから、バーレーンのファンドであるインベストコープにミランを譲渡する財務体制が具体的になってきた。「Il Sole 24 Ore」紙によると、この買収は数日中に完了する可能性があり、評価額は当初噂されていた10億ユーロから約12億ユーロ(約1642億円)まで上がるという。
インベスコープ側は、クラブ買収のために約8億ユーロの株式を取得し、さらに4億ユーロをゴールドマン・サックスとJPモルガンが形成する銀行グループとの「融資」を含む他の形の資金から調達することを望んでいる。
その8億円のうち、約7割は「永久資金」といって、通常より長い10年程度の時間軸で運用すべき資金である。残りの30%は、より短い期間で保有しようとしている投資家によるものだ。最後に、12億円の評価額は、以下の3つの観点で定義されるはずだ。
4億ユーロ:新スタジアム建設プロジェクト
4億ユーロ:クラブの経済的価値とミランブランドの商業的可能性の考慮
4億ユーロ:クラブの経済状況と売上高
買収による署名は数日中に完了されるかもしれない。しかし各種買掛金に関連する貸借対照表の項目は依然として検討中。これはインベストコープの取引に必要な資本金の額を把握するために必要となってくるデューデリジェンスの調査の内の一つだ。
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