日本時間9月6日〜7日の夜に開幕する22-23年UEFAチャンピオンズリーグ。開幕試合は、ドルトムント対コペンハーゲンとディナモ・ザグレブ対チェルシーの2試合だ。
チャンピオンズリーグはどのクラブも必死に頂点を目指す欧州最高のクラブ大会。もちろん栄冠を手にすることや歴史に名を残すといった意味でも優勝は重要なことだが、一方でクラブ側からすると大金が手に入ることも一つの大切な要素である。
今シーズンは賞金総額20億ユーロで開幕する。一昨年から昨年にかけては賞金が3.6%増加したが、昨シーズンから2024年までは賞金額は維持される。このサイクルが終わると放映権からの収入を増やすことを目的に基準を修正することになるという。
現在の賞金は、グループステージに出場した32チームに1560万ユーロが与えられ、グループステージで勝利すると280万ユーロ、引き分けの場合は93万ユーロが授与される。GSは6試合行われるため、最大1680万ユーロをボーナスとして手にすることができる。
次にラウンド16に進出したクラブには960万ユーロが、準々決勝に進むと1060万ユーロが支払われる。そして、準決勝に進むと1250万ユーロ、決勝に進出すると1550万ユーロ、最後に優勝すると450万ユーロを手にすることができる。
このように優勝チームは総額6830万ユーロを獲得することが確定しており、グループステージの結果によっては最大合計8510万ユーロが支払われる。
いまいちピンとこないかもしれないが、8510万ユーロは、デリフトがアヤックスからユベントスへ移籍した際に支払われた移籍金とほぼ同じ額で、サッカー史上19番目に高い数字だ。
最後に、この試合結果賞金に加え、UEFAのマーケットプール(観客動員数、テレビ放映権、過去10年間のクラブのスポーツ係数に基づいたもの)から最大6億ユーロが分配されるが、シーズン終了まで数字は不明となる。