チェルシー

今回は前回同様22-23チャンピオンズリーグのグループEの各クラブについて紹介していく。グループA~Dまではこちら

ミラン

昨シーズンは数年CLから離れていたということもあり、UEFA係数からポット4としてCLに参戦。若手主体で動くチームがいきなり死の組に入れられ、奮闘するもGS4位敗退。心機一転リーグ戦では11年ぶりのスクデットを獲得し今季のCLではセリエA王者としてポット1に入り、グループEになった。同グループのチェルシー戦ではジルー、トモリ、バカヨコが古巣対戦となる。

今季も若手主体の選手のチーム構成は相変わらず、アドリ(22歳)、ティアウ(21歳)、ヴランクス(19歳)、ポベガ(23歳)、デスト(21歳)、そしてデケテラーレ(21歳)と若い選手の補強が目立つ。

チェルシー

一方のチェルシーはプレミアならではの派手な移籍を見せる。センターバックにはリュディガーとクリステンセンの後釜としてナポリからクリバリ(3800万ユーロ)、レスターからフォファナ(8040万ユーロ)を獲得した。

前線にはシティからスターリングを(5620万ユーロ)、左サイドバックにククレジャを6530万ユーロで獲得し今季の移籍市場で約2億4000万ユーロを選手獲得に当てている。そしてオーバメヤンも移籍市場が閉まるギリギリで獲得が発表された。

ミランと同じく今季は選手の入れ替わりが激しいが、CLまでに新戦力をいかに落とし込めるかが首位争いに大きく影響してきそうだ。そういう意味ではトゥヘルとピオリの選手起用や采配が見ものになってくる。

ザルツブルク

南野が以前所属したオーストリアのレッドブルザルツブルクがグループEに参戦。昨シーズンではセビージャとヴォルフスブルクを押しのけ、グループステージを突破する。ベスト16ではファーストレグでバイエルン相手に1-1。

セカンドレグでは1-7でバイエルンお得意の大量得点で敗退するも大健闘だった。21-22のCLがクラブとして初のCLグループステージ突破となり、クラブとしては大きな一歩を踏み出せた。

しかしブレンデン・アーロンソンやアデイェミ、ラスムス・クリステンセン、モハメド・カマラ、ベンヤミン・シェシュコといった主力選手がこぞってステップアップでクラブを離れていった。今シーズンもスチッチやオカフォーを筆頭に有望な選手がヨーロッパサッカー界に知れ渡るかもしれない。

ディナモ・ザグレブ

クロアチアの名門クラブだ。モドリッチやブロゾビッチ、コバチッチなどクロアチア代表で活躍している多くの選手がザグレブ出身だ。

最近で言えば、ライプツィヒで活躍するダニオルモやグヴァルディオールもザグレブからドイツに渡っている。

現在在籍している選手ではルカ・イヴァンシッツがザグレブの攻撃における要だろう。ゲームメイク能力に長けており視野も広く、ファイナルサードで違いを作れる選手だ。プレースキックの精度も高い。