リヴァプール

25日の25時から行われたチャンピオンズリーグCL抽選会。今年はポット3のインテルが入ったグループが死の組になるだろうと言われていたが案の定そうなってしまった。

開幕節は9月7日(水)だ。今回はグループ毎の見どころや各クラブの注目選手を紹介していく。まずはグループAからだ。アヤックス、リヴァプール、ナポリ、レンジャーズで構成され他グループと見比べると比較的安定しているだろう。

スカッド総市場価値はtransfermarkt参考

アヤックス

スカッド総市場価値:2億5440万ユーロ

アヤックスは昨シーズン、グループステージを全勝で勝ち上がるなど強さを見せた。攻撃陣にはアントニー、ハラーとタレントが揃い、ディフェンス陣を牽引していたのはリサンドロ・マルティネスとユリエン・ティンバーだ。そして指揮を執っていたのはテンハグだった。

そんなアヤックスは今シーズンPOT1に入ることができたが、リサンドロ・マルティネスやハラーが去就。指揮官のテンハグもマンチェスターユナイテッドに渡った。そしてここにきてアントニーの移籍も噂されている。

育成上手で選手の価値を高めて売ることで有名なアヤックスだが、移籍市場が閉じるまで残り数日しかない上にCLでも成績を残すことを考えると相当な額を提示されない限り、アントニーの移籍はあり得ないだろう。

と、お伝えしていたが超高額でマンチェスターユナイテッドに移籍してしまった。代わりにセビージャからオカンポスを獲得。

リヴァプール

スカッド総市場価値:8億7000万ユーロ

昨年準優勝のリヴァプール。昨シーズンの好成績とは裏腹に現在低迷中だ。今季加入のヌニェスはプレミアのパレス戦の頭突きで一発レッド、3試合出場停止中。そんなヌニェスだが、昨季はベスト16セカンドレグで決勝ゴールを決め、ベンフィカのベスト8入りに大きく貢献している。

さてリヴァプールだが昨シーズンはアトレティコ、ポルト、ミランという死の組に入ったもののGS全勝でノックアウトステージに。順調に勝ち進んだが決勝ではレアルマドリーに猛攻をしかけるもクルトワにスーパーセーブ連発で阻まれ、惜しくも優勝を逃してしまった。

そんなリヴァプールはマネの去就がかなり響いているようだが、現在MFの怪我による離脱が一番の悩みの種となっている。CLリベンジもそうだが、プレミアでも昨シーズン王者のマンチェスターシティに一矢報いるためにもこのポジションでの補強は必須となっている。

ナポリ

スカッド総市場価値:5億955万ユーロ

2年ぶりのCL復帰となったナポリはポット3としてグループAに入った。リバプールやアヤックスとしては大外れを引いたといったところか。クリバリ、メルテンス、インシーニェとベテランが退団し、キムミンジェ、クワラツヘリアやラスパドーリといった若い選手たちが加入。

キムミンジェとクワラツヘリア、トッテナムから加入したエンドンベレはシーズンが始まるやいなや、ゴールを決めチームに馴染む。特にクワラツヘリアは一人で局面を打開できるほどの能力があるため、相手クラブはしっかりと対策してくるだろう。

レンジャーズ

スカッド総市場価値:1億3045万ユーロ

過去にはクラブの破産で4部降格したがこともあったが、現在では順調にヨーロッパのコンペティションに参加できており、今季は2シーズン連続のCL出場となった。そんなレンジャーズは昨シーズンのCLでは惜しくもGS敗退。しかしELにシフトした後は順調に勝ち進み、決勝まで進出した。

そして同じイギリスのクラブであるリヴァプールと対戦できるのは国内でも盛り上がること間違いなし。レンジャーズのライアン・ケントもリヴァプールの下部組織出身ということもあり、古巣との対戦となる。レンジャーズ対リヴァプールは会場の雰囲気も含めて是非見ていただきたい一戦だ。