CL抽選会が終わり22-23のチャンピオンズリーグも幕を開ける。世界最高峰のコンペティションの内の一つとして毎年注目が集まるが、クラブとしてはいかに過密日程を乗り越えるかが重要となってくる。リーグ戦でも結果を残しつつ、CLでも勝ち進むことは決して容易いことではない。
特にプレミアリーグともなればBIG6以外も侮れない存在でターンオーバーできるかと言われれば怪しい。
CLとリーグ戦の両立が上手くできず、来シーズンのCL圏を逃すといったクラブも多い。クラブの経営的にもCLに継続的に出場することが非常に重要となってくる。ましてや選手としてもCLに出場したいから出場できるクラブに移籍したというケースも多々あるため、継続的な出場はクラブの魅力にも関係してくる。
そんなCLは基本的にミッドウィークで行われるが、これがクラブにとって相当厄介となってくる。毎試合CLのためにリーグ戦でターンオーバーできればいいが、現実はそうはいかない。主力選手を連戦で使えばプレーの質が下がる。疲労が溜まれば怪我のリスクも上がってしまう。
このように選手に十分な休暇を与えられるかが重要になってくるわけだが、CLのグループステージではヨーロッパ各地のクラブが集結するため、目まぐるしく遠征する必要がある。
今回はCLの各グループごとにクラブ毎の地理的な距離間を見ていきどのクラブが一番遠征が大変そうかみていく。
グループA
最短距離はリヴァプールからグラスゴーでフライト時間はおよそ50分。
一方レンジャーズのグラスゴーからイタリアのナポリまでが最長距離でフライト時間はおよそ3時間。
グループB
最短距離はブルッヘとレバークーゼンでフライト時間はおよそ50分。ポルトとマドリーも近く飛行機で1時間10分ほどだ。
最長距離はレバークーゼン-ポルト間で2時間20分ほどだ。
グループC
バイエルンのミュンヘンとチェコのプルゼニがグループCでは、最も近くフライト時間はおよそ45分。
最長距離はプルゼニ-バルセロナ間で約2時間
グループD
フランクフルトとフランスの南部に位置するマルセイユ間が最も近く1時間30分。
一方、トッテナムのロンドンとスポルティングのリスボンが2時間20分で最長。
グループE
オーストリアのザルツブルクとイタリア、ミラノが最短で1時間ほど。
チェルシーのロンドン、クロアチア北西部のザグレブがグループ内で一番距離がありフライト時間は2時間。
グループF
グループFは少しイレギュラーがあり、ウクライナのドネツクがロシアウクライナ戦争により試合会場が変更されポーランドのワルシャワで行われることになる。
最短距離はライプツィヒ-ワルシャワ(シャフタール・ドネツクのホームとして)でフライト時間は1時間20分。
一方最長はセルティックのグラスゴー-マドリー間で約2時間30分。
ちなみにだが、もしシャフタールがドネツクでホームとして迎えられるなら最長距離はマドリー-ドネツクで4時間30分と2時間も増えることに。
グループG
最短距離はドルトムント-コペンハーゲンで約1時間15分。
最長はスペインのセビージャからコペンハーゲンで約3時間20分
グループH
グループHは最もクラブ間の地理的な距離があり、最長はベンフィカのリスボンとイスラエルのハイファで約5時間10分。
最短はPSGのパリ-ユベントスのトリノ間で約1時間15分。
最もフライト時間が長いのは?
1 リスボン(ベンフィカ)-ハイファ 5時間10分
2 パリ-ハイファ 4時間15分
3 トリノ(ユベントス)-ハイファ 3時間40分
3 セビージャ-コペンハーゲン 3時間20分
4 グラスゴー(セルティック)- ナポリ3時間
グループリーグで一番トータルフライト時間(往復)が長いクラブは?
1 マッカビハイファ(グループH)約26時間10分
2 ベンフィカ(グループH)約19時間10分
3 セビージャ(グループG)約17時間
4 PSG(グループH)約15時間20分
5 ナポリ(グループA)約15時間