ヴィニシウス

21-22年の欧州各国リーグも5月末を以って終了した。欧州5大リーグでは、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、ACミラン、バイエルン・ミュンヘン、PSGが優勝。特にプレミアリーグとセリエAでは、最終節までもつれこむという激しい優勝争いが繰り広げられた。

各リーグでは毎年様々な要素で盛り上がる。優勝争いはもちろんのこと、ベテラン選手の復活や若手選手の急成長、一流選手のハイパフォーマンスなどファンは見どころ満点だ。

さて、今回は若手選手の急成長に注目して、21-22年に最も市場価値が上昇した選手トップ10を紹介していこう。(市場価値はTransfermarktとFotMobより)

10位 ルイス・ディアス

2500万ユーロ→4500万ユーロ

2022年1月にポルトからリバプールへ移籍し、一気にチームの主力として馴染んだルイス・ディアス。左サイドを主戦場とするドリブラーで、冬加入という比較的難しいとされる状況であるにも関わらず、クロップ監督の信頼を鷲掴みにした。マネの退団が濃厚になっており、その穴を感じさせないプレーが期待される。

シーズン当初2500万ユーロだった市場価値は、シーズン終了時には4500万ユーロまで上昇した。

9位 カリム・アデイェミ

1000万ユーロ→3700万ユーロ

21-22年からザルツブルクに本格的に加わり、リーグ戦21試合で15ゴールを決めた20歳の若きストライカー。5月中旬には、ハーランドがマンチェスター・シティに移籍したタイミングで、ドルトムントに加入することが発表された。

シーズン当初1000万ユーロだった市場価値は、シーズン終了時には3700万ユーロまで上昇した。

ドイツ代表にも選出され、初ゴールも決めたハーランドの後を辿ることができるのか。

7位タイ マテウス・ヌネス

500万ユーロ→3400万ユーロ

19-20年にスポルティングでデビューを果たし、21-22年に一気にブレイクを果たしたポルトガル人MFマテウス・ヌネス。21-22年は3-4-3のダブルボランチの一角を担い、攻守共に貢献した。

シーズン当初500万ユーロだった市場価値は、シーズン終了時には3400万ユーロまで上昇した。

各ビッグクラブが獲得を狙っているという噂もあり、今後一気にスター街道を登っていくことが期待される。

7位タイ フロリアン・ヴィルツ

4500万ユーロ→7400万ユーロ

2002年5月に19歳の誕生日を迎えたフロリアン・ヴィルツは、20-21年に素晴らしい活躍を見せると、21-22年に一気にトップレベルの選手へと株を上げた。21-22年の3月に前十字靭帯負傷という大怪我を負い、来シーズンの前半戦も棒に振ることになったが、24試合に出場し7ゴール10アシストという成績を残した。

シーズン当初4500万ユーロだった市場価値は、シーズン終了時には7400万ユーロまで上昇した。

6位 ジェレミー・ピノ

1500万ユーロ→4500万ユーロ

20-21年の終わり頃から頭角を現し始め、19歳のシーズンである21-22年に一気にスタメン出場を増やしたジェレミー・ピノ。スペイン代表にも選出されるなど、一気にその名を世界に馳せた。圧巻は2022年2月27日に行われたエスパニョール戦。1試合4得点という偉業を成し遂げた。

シーズン当初1500万ユーロだった市場価値は、シーズン終了時には4500万ユーロまで上昇した。