2021年がいよいよ終わろうとしている。南米リーグやJリーグはシーズンオフに入り、欧州リーグはウィンターブレークに入った。現在欧州リーグでは冬の移籍市場がオープンし、様々な噂が立っている一方で、シーズンオフに入ったリーグでは引退する選手も見られる。

どのスポーツ選手でも引退は付き物だが、やはりファンからすると長年チームを引っ張ってきてくれたベテラン選手が引退するのは悲しいことだろう。

今回は2021年に引退を表明した主なアルゼンチン人選手を紹介していく。


2021年に引退したアルゼンチン人の5選手


1. セルヒオ・アグエロ


最終所属クラブ:FCバルセロナ

主な所属クラブ:マンチェスターC、アトレティコ・マドリード、インデペンディエンテ

ポジション:FW

年齢:33歳

やはり今年一番の衝撃はセルヒオ・アグエロの引退だろう。アトレティコ・マドリードやマンチェスターCといった強豪クラブで長年主力として活躍し、アルゼンチン代表としても100試合以上出場するなど素晴らしい活躍を見せたアグエロは、思わぬ形で引退することとなった。バルセロナに移籍してわずか4試合で体調不良で途中交代すると、結局プレーが再開できるまで回復することなく引退を余儀なくされた。

2. レオナルド・ポンシオ


最終所属クラブ:リーベル・プレート

過去の所属クラブ:レアル・サラゴサ、ニューウェルズ・オールドボーイズ

ポジション:DMF

年齢:39歳

正確なパスで後方から支えてきたレオナルド・ポンシオは、最終年2つのタイトル(アルゼンチンリーグとコパ・アルヘンティーナ)を獲得しての引退となった。2012年にレアル・サラゴサ(スペイン)からリーベルに復帰しているが、それほど多くの試合に出場していたわけではない。しかし、精神的支柱としてもクラブに多大な影響を与えたことは間違いないだろう。

3. マキシミリアーノ・ロドリゲス


最終所属クラブ:ニューウェルズ・オールドボーイズ

過去の所属クラブ:エスパニョール、アトレティコ・マドリード、リヴァプール、ペニャロール

ポジション:MF

年齢:40歳

長年アルゼンチン代表のフォワードとして活躍してきたマキシ・ロドリゲスも引退を表明した。2006年ドイツワールドカップにも出場している。アトレティコ時代にはキャプテンも務めており、常に走り続けるプレースタイルでチームに貢献した。

4. イグナシオ・スコッコ


最終所属クラブ:ニューウェルズ・オールドボーイズ

主な所属クラブ:リーベルプレート、インテルナシオナウ、AEKアテネなど

ポジション:FW

年齢:36歳

「ナチョ・スコッコ」としてファンから愛されてきたイグナシオ・スコッコもまたユニフォームを脱ぐ決断をした。キャリア終盤は怪我に悩まされてきたが、ここぞでストライカーとしての本領を発揮してきた。2012-13年シーズンにはアルゼンチンリーグで得点王を獲得している。長年活躍してきたニューウェルズで引退できたことは本望ではないだろうか。

5. リカルド・アルバレス


最終所属クラブ:ベレス・サルスフィエルド

主な所属クラブ:インテルミラノ、サンプドリアなど

ポジション:MF

年齢:33歳

イタリアの強豪インテルでも3年プレーした「リッキー」は、33歳にしての引退となった。インテル時代は長友佑都ともプレーしている。アルゼンチン代表としても数試合プレーした。